こんにちは、Chloeです。
今年は読書量を増やしたい!!と年初に思ったものの、まだ今年2冊目の本の途中です。。。
本当は年30冊くらい読みたいのですが、
いきなりは難しそうなので15ー20冊くらいが現実的な目標かなと思います。
どんな本を読んだかの記録と、本を読んだ後に感想や考えたことを言語化したいのでブログに残していきます。
夫のトリセツ
著者の黒川伊保子さんは元々はAI(人工知能)開発をされていて、
脳科学や言葉の研究をされている方みたいです。(Wiki情報)
今回私が読んだのは「夫のトリセツ」ですが、「妻のトリセツ」や「家族のトリセツ」など
脳科学の観点からのトリセツシリーズを書かれているみたいです。
読もうと思ったきっかけ
彼と付き合い始めて約3年、同棲は2年半と付き合いも長い方に入ってきました。
同棲し始めてから4ヶ月くらい経った時にコロナで2人とも同時に在宅勤務が始まり、
24時間一つ屋根の下で過ごすことになりました。
そうすると付き合い始めた時に感じていたキラキラ感やときめきは少なくなって、
日常生活を回していく上で思い通りにならないことからイライラしたり、
悲しかったり、、色々と思うところがありました。
でもやっぱりこれからも彼と一緒にいたいとは思っていて、
自分の考えに固執しないで相手をもっと理解し尊重したいという思っていたところ、
たまたまこの本を見つけて読むことにしました。
感想・考えたこと
さすが著者が脳科学者ということで、男性と女性は脳の仕組みが違うため、
思考のプロセスやアウトプットが違ってくるという解説が散りばめられていて、
女性が「何で男性ってこうなの!?」という疑問に対してとても納得感がある説明がされていました。
1. 男性の対話力・レディファーストの振る舞いは子供の時に形成される
日本の男性の多くに当てはまる例がいくつか挙げられている中で、
アメリカ人の彼にはあまり当てはまらず、彼は女性より?と思うところもありました。
例えば、
私の話に結論を求めたり意見を言うのではなく、まずは同意してくれること。
彼はいつも私の味方をしてくれて、
私が愚痴を言っている時は一緒に「何てひどい奴だ!!」と怒ってくれたり、
ハッピーな話をした時は一緒に喜んでくれます。
私だけに限らず他の人に対しても後ろから人が来ていたらドアを開けて待ってあげたり、
エレベーターではみんなを先に降ろしてから自分が降りる、など
レディファースト、他の人への気配りができるところは尊敬しています。
この対話力やレディファーストというのは、
子供の頃に母親がどれだけ息子と向き合って会話をしたり、
教える部分が大きいということで、彼のお母さんはさすがだな、、、と思うと共に、
将来もし息子ができたら私もそうしたいなと思います。
2. やっぱり男性に「察する」は無理
私ができていなかったなと反省するところとしては、
やっぱり女性は「察する」というのが得意ですが男性に対してそれは通用しません。
彼に「考えたら分かるでしょ!」とか「当たり前じゃん!」と言ったことは数えきれないほど。
そして彼はアメリカ人の言いたいことははっきり言語にして伝える文化の人なので、
まじで不可能なんだと思います。
そして気が利かないのではなく、男性は昔の狩りの習慣が脳に刷り込まれているので、
自分の身の周り3メートルより遠くのことは見えるけど、
3メートル以内は見えないんだそうです。
なので、側で女性が忙しくしたり困っていてもそれが見えないのだそう…。
「気が利かない!私ばっかり家事してるのが見えないの!!」ではなく、
見えてないんだから仕方ない、、、と考えて「これやってほしいな」と伝えると、
男性は「目的達成のため!女性を守るため!」と意気揚々と行動してくれます。
「察して」じゃなくて、ヘルプが欲しいなら素直に弱みを見せることが大事。
3. 夫婦の阿吽の呼吸ができるまで35年かかる
なんと35年。。。35年経ってやっと「察する」とか「阿吽の呼吸」ができてくるのだそう。
これは黒川さんも言われていましたが、35年経つ前に別れたり、別の人に移ったり、
それは女性の自由でやりたいように自分で決めればいいというのは私も賛成します。
ただこの人と一緒に生きていくんだ!!と決めたのであれば、
自分もハッピーに相手もハッピーに生きていきたいですよね。
35年もかかるんだということを頭に置いておくと、
今は分かり合えなかったり違いを感じるのは当たり前なんだと思うことができました。
まとめ
今もまだまだ完璧にできているわけではないですが、
「あーそうだったのね。。。」と脳の違いからの思考の違いを理解することができたし、
お互いハッピーに関係を築いていくヒントが得られた本でした。
男性向けに書かれている「妻のトリセツ」も女性として読んでみるのも面白いかなと思います。